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常に最先端を意識 新たなチャレンジを仕掛けるDIME

TOKYO DIME

3対3で行うバスケットボール、3x3(スリーバイスリー)の国内大会3x3.EXE PREMIERに参加するTOKYO DIME。共同オーナーのひとりはB.LEAGUE、京都ハンナリーズに所属するプロバスケットボールプレーヤー、岡田優介氏だ。DIMEを単なるスポーツチームではなく、選手、スポンサー、ファンが集うコミュニティにしたいと話す岡田氏。彼の目に映る未来に迫った。

「TOKYO DIME」共同オーナーの岡田優介氏は、現役のプレーヤーでもある。クラブ運営でも「選手目線」が生かされている。

五輪の正式種目にも採用 「3x3」とはなにか

3人制のバスケットボール3x3(スリーバイスリー)は、2017年6月の国際オリンピック委員会の理事会を経て、2020年東京大会での追加種目となることが決定した。2018年8月に開幕するアジア競技大会でも正式競技となり、今後、より一層注目度が高まることが予想される。

3人制のバスケットボールはこれまで、3on3として多くのプレーヤーに親しまれてきた。しかし、3on3は、1チーム3人が出場して行うゲームの総称であり、競技として確立したものではなかった。

いわゆる「3on3」は、5人制のルールをベースに3人対3人で行うバスケットボールという位置付け。プレーヤーや会場ごとに異なるローカルルールで実施され、世界共通のルールが整備されているわけではなかったのだ。

一方の「3x3」は、2007年に国際バスケットボール連盟(FIBA)が世界共通ルールを公式に定め、競技化したことで誕生した。FIBAによれば、世界の競技人口は43万人以上、世界大会の参加も182の国と地域にまで拡大している。

日本では、FIBAの承認と日本バスケットボール協会(JBA)の公認を受け、3x3.EXE PREMIER事務局が主催するリーグ戦「3x3.EXE PREMIER」が2014年にスタートした。

同リーグは7チームでスタートし、現在では18チームが3つのカンファレンス(リーグの下位区分)に分かれ、戦いをくり広げている。

選手は一つだと示したかった 3x3との出会い

岡田氏が3x3と出合ったのは2013年のこと。3x3.EXEが誘致したチーム別の世界ツアー「FIBA 3x3 World Tour Tokyo Masters」に招待参加するチームの一員として、出場を誘われたことがきっかけだ。

当時、日本国内の5人制バスケットボールはB.LEAGUE誕生前で、2団体に分かれていた。岡田氏が3x3に挑戦してみようと思ったのは、こうしたバスケットボールを取り巻く環境に対してメッセージを発信したかったからだという。

「リーグ間やストリートなどの多様な競技の間に交流はなく、バスケットボール界はバラバラでした。僕ら選手は、さかのぼれば、学生時代に一緒にプレーした仲間もいて、つながりがある。選手には業界の事情は関係なく、ひとつであることを見せたかった」(岡田氏)

2013年設立の「日本バスケットボール選手会」の会長を務めていたこともあり、「やるなら、目的をいくつか持ったほうがいいと考えて。そのひとつとしてバスケットボール界をまとめるようなこともできればと思いました」(岡田氏)

その後、「3x3.EXE PREMIER」開始にともない、リーグ参加に必要な「.EXE」をつけたDIME.EXEとしてチームをスタートさせた。「3x3.EXE PREMIER」は、ショッピングモールなどの人が多く集まる場所、誰でも見られる環境で大会を行っており、入場料による収益を重視していない。

岡田氏は「現状、リーグの運営資金は、スポンサー収入と参加クラブからの年会費が中心。グッズなどのマーチャンダイジングはそこまで多くありません。今後は、放映権料を収益化することが課題になるのではないでしょうか」と話す …

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