
ロート製薬(大阪・生野)は2019年、目薬の発売110周年を迎えるにあたり、7月8日に複合施設「代官山ヒルサイドテラス ANNEX-A」(東京・渋谷)で企画展「世界の瞳は思った以上に過酷な目にあっている展〜4つの極地、4つのアイケアコンセプトモデル〜」を開催した。来場者数は200人超。
企画展では、地球上で最も瞳の健康にとって過酷な4つの環境を設定し、それぞれの課題に挑む「目薬のコンセプトモデル」を展示。想定したのは「砂漠に覆われた国」カザフスタン、「紫外線の強い国」オーストラリア、「寒さの厳しい国」アイスランド、「ブルーライトに悩まされる国」日本。それぞれの環境に立ち向かうための、「まだ世界のどこにもない目薬」のアイデアを披露した。
たとえばオーストラリアの場合は、太陽の方を見上げることなく、下を向いたまま点眼できるよう、超音波で蒸気が発生するイメージをデザインに取り入れた。
日本の場合はブルーライトに疲れた目を癒せるよう、サンゴのような突起で目の周りの「ツボ」を刺激しながら点眼できる仕様になっている。各モデルは将来的な実現を目指しているという。
来場者からはコンセプトモデルの商品化を望む声や、「ロート製薬の企業イメージが先進的なものに変化した」などの声が寄せられた。