
その店は初心者でも、気軽にカスタマイズを楽しめる。完成した料理がインスタ映えするのは言うまでもない。
イラスト:高田真弓
近ごろ、巷ではメニューのカスタマイズを売りにする店が注目されているらしい。
例えば、今年3月に銀座にオープンした「クロニックタコス」は、カリフォルニア発の日本初上陸のタコス店。2002年に創業して、今や北米に50店舗を数えるこの店の売りは、タコスを自分流にカスタマイズできる点にある。
ベース生地(タコスやトルティーヤ)を選び、次に肉やシーフードなどのメイン食材をチョイスし、続いてチーズやビーンズ、ソース、野菜などのトッピングを好みで選べば出来上がり。その組み合わせは実に1万通りに及ぶという。毎日通う常連客も多く、理由は様々なパターンを楽しめて飽きないことと、フォトジェニックでインスタ映えするから──と。
これまでもカスタマイズできる店は、あるにはあったが、それらは常連客が裏技的に使うケースがほとんど …
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