カルビーは6月18日、スナック菓子「とうもりこ」の全国展開を始めた。4月から関東地区をはじめとして順次販売エリアを拡大してきた商品だ。2008年のテスト販売から10年をかけ磨き上げた商品で、「個食スナック」のカテゴリーの確立を目指す。
段階的に全国展開 「じゃがりこ」新商品の約130%
カルビーのスナック菓子「とうもりこ 塩ゆでコーン味」が好調だ。首都圏・関東エリアでは発売から3週間の販売金額が、「じゃがりこ」の直近の新商品と比較して、約130%の売れ行きを見せているという。
4月16日に関東・京浜エリアで先行発売し、同23日に北陸・東海エリア、5月14日には近畿エリア、同28日には北海道・東北・信越エリア、そして6月18日には中国・四国・九州エリアで発売し、全国展開に至った。
カルビー マーケティング本部素材スナック部じゃがりこ課の松井淳課長は「本当は全国一斉にドン、と売りたかったが、高い販売が予測されたため、段階的な発売となりました。とてもよい販売進捗です」と話す。
リニューアルを重ねて個食ニーズに対応
「とうもりこ」は、ブランド全体で350億円を売り上げる「じゃがりこ」のサブブランド。「じゃがりこ」のターゲットは10歳代女性だが、「とうもりこ」は20歳代〜30歳代女性をターゲットにしている。カロリーや健康が気になる人向けに発売。素材は食物繊維もとれるスイートコーンを使用した。生食や缶づめなどに使われるスーパースイート種を選んだのもポイント。
複数人で一緒に食べるのではなく、一人でいつでもどこでも食べられる、«個食»ニーズに対応した商品で、パッケージの形状は、チャック付きのスタンドパックで、携帯にも便利だ …