どれを買えばいいか迷った時、直接、売り手の意見を聞くよりも、信頼できる第三者の意見のほうが頼りになるケースは多い。メガネはファッションの一部。スタイリストのセンスがメガネ選びの後押しになる。
誰からアドバイスがほしいか メガネ美容師が人気
アイウエアブランド「JINS」を手がけるジンズは4月18日、美容院のヘアスタイリスト(美容師)からアドバイスを受けながら、髪型に合わせてメガネを選び、その場で購入もできるサービス「サロン de メガネsupported by JINS」(サロン de メガネ)を開始した。
「サロン de メガネ」の対象店舗は、全国の美容院100店舗。2018年内に1000店舗への拡大を目指すという。
参画した美容院には、メガネのバーチャル試着サービス「JINS VirtualFit(ジンズ バーチャルフィット)」を導入。施術中の利用客にタブレット端末で自分の顔を撮影してもらい、サーバーへアップロード。2000種以上のメガネから好きなものを選んで、バーチャル試着体験ができる。
ヘアスタイリストから髪型や髪色、なりたいイメージなどに合わせてアドバイスを受けながら、メガネを選べるのがポイントだ。タブレット端末の操作などは、待ち時間やカット中、カラーリング中などの合間で行うことを想定している。
気に入った商品が見つかった場合は、二次元コード経由、あるいはショートメッセージ(SMS)で、当該のメガネの商品ページのURLを自分のスマートフォンに読み込み、JINSオンラインショップで購入できる。サービス限定の割り引き特典もあるという。
配送料は無料で、自宅のほか、全国のJINS店舗やコンビニ受け取りもできる。レンズ交換券が付いており、購入時に適切な度数がわからない場合は、JINS店舗で交換できる。
美容師には固定客が付いていることが多く、センスに共感していたり、トータルコーディネートのアドバイスも受けたりする人も少なくない。美容師と一緒にメガネを選んでもらい、購入の後押しを図ろうという施策だ。
「実際に、お客さまからは、『自分にはどんなメガネが似合うか、わからない』といった悩みがあるようです。以前、調査した際には、そうした回答を寄せた方が45%を占めました …