らでぃっしゅぼーやは6月18日、絶滅が危ぶまれる「うなぎ」を代用する商品の発表と試食会を開催した。発表会では、「さんま蒲焼」「短角(たんかく)牛ランプ肉」「放牧豚ヒレ肉」のほか、古くから土用の丑の日に食べられてきた「しじみ」「土用餅」などを披露。
らでぃっしゅぼーやの藤巻啓二・取締役は「今回のテーマは価値観の再定義。食文化は継承しつつ、代用品を通じて、資源保護につながる活動を推進したい。限りある資源を各社で奪い合うのではなく、継続的に食を届ける管理の仕方を徹底する」と意気込みを語った。
また、持続可能な漁業を認証するMSC認証制度の普及に取り組む、海洋管理協議会日本事務所の鈴木允・漁業担当マネージャーは、「中長期的に水産資源を守るために、消費者が持続可能な商品の購入を意識して、選択していただきたい」と近年の水産資源の危機的状況を踏まえて語った。
らでぃっしゅぼーやを利用している20歳代~70歳代の主婦が参加した試食会では、「さんま蒲焼」「宍道湖産大和しじみ」「芽吹き屋のあんこ餅(土用餅)」を提供。「うなぎがいま、とても高価なので、代用品で土用の丑の日を楽しめるのはいいことだと思います。まわりのママ友にもおすすめしたいです」(20歳代主婦)などの声があがった。