販売促進の専門メディア

経営トップ 販促発想の着眼点

縮小するバイク市場 需要はまだまだ生み出せる

ナップス

ユニークかつ効果的なプロモーションを展開する企業のトップに、どのような視点で販促を考え、展開しているのかを聞く。

ナップス 代表取締役 望月真裕氏
1982年神奈川県横浜市生まれ。学生時代は、野球で汗を流し、高校時代はエースで4番、キャプテンを務め、卒業後もコーチとして後輩の指導にあたる。大学在学中「不動産」という仕事に興味を持ち、将来の起業を視野に入れ、宅地建物取引士を取得。関東学院大学卒業後、不動産会社であるスターツに入社。24才で不動産会社、日京ホールディングスを設立。2017年2月、ナップス代表取締役就任。

バイク市場は最盛期の10分の1 高齢でバイクを降りるライダーも

ナップスは、首都圏を中心に東北から福岡まで展開するバイク用品の量販店だ。近年、売り上げを伸ばし続け、2017年1月期の売上高は約85億円となった。

同社は1962年に創業した。郊外に立地する大型店という出店戦略で店舗数を増やし、現在は国内外で24店舗を運営している。

「創業当初はバイクブームでしたが、その後、バイク市場は縮小してしまいました。保有台数や新車販売台数などをもとに計算すると、現在は最盛期と比べて10分の1程度の規模だと業界では言われています。理由は、少子高齢化とともに、現在のライダーのメイン層が60歳代となったことが大きい。バイクに乗らなくなった人も少なくないこと、またバイクは危険な乗り物というイメージが一般にあることもバイク離れの要因かもしれません」と、ナップス 代表取締役 望月真裕氏は話す。

しかし、ナップスは縮小を続けるこの業界において「コンセプト型店舗の推進」「Eコマース(EC)と実店舗をつなぐオムニチャネル」「他社とのアライアンス」を経営の軸に据え、成長を続けている。

ナップス幸浦店
店内にはさまざまなバイク用品が並ぶ。バイク用品を販売する店舗は、オリジナルブランドのアイテムを扱うことが多いが、ナップスは主にナショナルブランドのアイテムを扱う。「アパレル業界で言うところのセレクトショップに近いかもしれません」(望月社長)

メンテナンスに特化したコンセプト型店舗を展開

ナップスの店舗運営は、できるだけ店長に権限を与える方針で、店舗ごとに異なる品揃えとなっている。

「2017年は8店舗を新規オープンするなど、拡大路線を本格化させました。新店オープンのためには、店舗運営の核となる人材が必要です。そのため毎年続けて多数の新規開店はできませんが、今後も年に2、3店舗ずつ新店舗を増やしていきたいと考えています」(望月社長)

近年は「コンセプト型店舗」の展開にも力を入れ始めた。2017年、厚木にオープンしたメンテナンスショップ厚木店などがその一例だ。バイクのメンテナンスに特化し、タイヤやオイルなど消耗品の交換をはじめ、点検整備、車検などを専門的に行う …

あと62%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

経営トップ 販促発想の着眼点 の記事一覧

縮小するバイク市場 需要はまだまだ生み出せる(この記事です)
店に潜ませた面白小ネタをコアなファンが拡散して集客
社員20人規模で家電ECを運営 年商130億円に迫る勢い
農家が野菜の販売価格を決定 「消費者は高くても購入する」
日本でブランド価値を確立 アジア市場へ大きく波及
インパクトある商品を ネット通販をメインに販売

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する