
パナソニックは2月16日、ヴィンクス(大阪・北)と業務提携し、小売業向けのソリューション開発などを行うと発表した。労働人口減少などによる人手不足の深刻化を踏まえ、店舗の無人化を推進する技術を提供する。
パナソニックのセルフレジ機「レジロボ」に、ヴィンクスのPOSシステム「ANY-CUBE」を組み込み、小売店が環境を大きく変えなくても「レジロボ」を導入できるようにする。「レジロボ」は、RFID(無線で周波数を識別する)タグを活用して自動精算したり、ロボット制御したカウンターで袋詰めしたりと、「完全自動」が売り。2017年2月に「ローソンパナソニック前店」(大阪・守口市)で実証実験を行った。
また、ヴィンクスが進める、無人店舗などの未来型店舗に、パナソニックのロボティクス技術を導入する。両社は製造から小売までの情報をつなぎ、販売機会を拡大したり、生産・流通の効率を高めたりといった、サプライチェーンの改善にも着手するという。