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資生堂、C Channelと協業 10歳代トレンドからすばやく商品化

資生堂/C Channel

資生堂の魚谷雅彦社長(中央左)と、C Channelの森川亮社長(中央右)。二人を囲むのは、商品開発に参加したC Channelのクリッパー(動画投稿者)ら

資生堂は10月20日、スマートフォン向け動画サービスのC Channel(東京・港)と共同企画したヘアカラー商品「S ヘアチョークパレット」5種を発売した。買えるのはC ChannelのEコマース(EC)サイト「Cheer Closet(チアクローゼット)」のみで、資生堂の直営ECサイトや、実店舗での販売は行わない。

11日開催した記者会見では、資生堂の魚谷雅彦社長と、C Channelの森川亮社長が登場した。魚谷社長は、「2018年~20年の3年間は、次の未来に向かって継続的な成長企業になるために、新たな取り組みをいろいろと始めたい」とあいさつ。

「ことし4月、森川社長に会う機会を得て、何かできないか、と、こちらから話を持ちかけさせてもらった。それから6カ月立つか立たないかで第一弾の商品発表にこぎつけた。いいスピード感だとおもう」と話した。C Channelは国内外で資生堂のプロモーションを支援している。「魚谷社長からお話をいただいて、プロモーションだけでなく、もう一歩踏み込んだプロジェクトにしましょう、というやりとりをした」(森川社長)

発売した「S ヘアチョークパレット」は、髪の毛になでつけて色をつける毛髪着色料。洗えば落ちるので、手軽に髪色を変えて楽しめる点が特徴だ。色はグレー、ゴールド、グリーン、ブルー、ピンクの5種。価格は1つ980円(税別)。「Cheer Closet」では購入額5000円(税込)以上で送料が無料となるが、満たない場合は佐川急便で500円、ゆうメールで150円かかる。支払い方法は商品代引きか、クレジットカード。商品のターゲット世代である10歳代に適した支払い方法を用意するかについては、森川社長は明言を避けた。

商品企画には、C Channelのクリッパーが参加。商品ニーズの検証や、商品に関する意見交換に始まり、ソーシャルメディアに投稿してみたくなるか、どんなネーミングがよいか、などさまざまなアイデアを提供したという。使用方法を紹介する動画も、クリッパーらが制作している。

商品展示会や店頭でも、手軽に落とせる毛髪着色料が増えつつある。さらに、サロンモデル発信でニュアンスカラーが流行り。一方で、学校やアルバイトなどの制約で本格的には染められないのがネックとなっている。1ウィークカラー(1週間髪染め)は髪が傷みそう、という声もある。

「そうしたトレンドをいちはやく取り入れ、どんどん発売するというのがこのプロジェクトの主眼」と魚谷社長は語る。

「当社は10歳代の接点が比較的少ない傾向にある。ここを開拓するのは経営課題でもある。10歳代~20歳代前半にアプローチする上で、C Channelはいい接点となるはずだ。新たなトレンドをすぐに形にして届けていきたい」(魚谷社長)

資生堂とC Channelが共同企画した商品「S ヘアチョークパレット」。髪になでつけて使う毛髪着色料

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