
ネットの売上高構成比が上がるとパッケージデザインにはどんな影響があるのか。最近、多くの方から質問を受けるようになった。確かに食品やトイレタリー商品など、オンライン販売が多くなると、パッケージデザインの役割も変わりそうだ。一体何を大切にすべきだろうか。
その点を考えるにあたり、好例と言えるのがオイシックスの牛乳のパッケージである。オンラインで販売されているオイシックスオリジナルの岐阜県産と北海道産の2つの牛乳の商品名は「冷涼な高原が育てた 飛騨高原 牛乳」と「大地と風が育てた北海道根釧 牛乳」とやや長い。
側面には商品購入へのお礼がつづられており、続いて「根釧地区で生産された生乳だけを使っています。暑さに弱い牛たちも、広々とした牧草地でのんびり散歩をしてくらしています。成分調整をしていないので、さっぱりした自然の味わいです」といった、かなり長い商品説明文が記されている。
裏面の一括表示面には「たべもの安心宣言」「作った人が、自分の子どもにたべさせられるものだけを食卓へ」といったオイシックスのブランドスローガンが書かれている ...
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