カルビーは、2011年にオープンした原宿竹下通り店を皮切りに、国内に11店舗(2017年6月末現在)の直営店「カルビープラス」を展開している。メーカーが実店舗を展開するメリットについて、カルビー事業開発本部B to C事業部商品課の川﨑奈緒課長に聞いた。

原宿竹下通り店
原宿竹下通り店の外観。2階は、イベントスペースとしても活用している。
社内公募から誕生した直営店「カルビープラス」
カルビーの直営店「カルビープラス」では、あげたてのポテトチップスのほか、店鋪限定商品なども販売する。アイスクリームやドリンクといったフードメニューもある。文房具・雑貨などのグッズも人気だ。
「あげたてのポテトチップスを提供する店鋪を出したらどうか」─「カルビープラス」は、社内の公募から生まれた。
「当社では必ず工場での研修があります。できたてのポテトチップスは、味をつけなくても本当においしく、初めて食べたときは誰もが驚きます。しかし、社歴が長くなると、しだいに慣れてきてしまい、自分たちの中では当たり前になってしまう。でも、消費者にとっては当たり前でありません。そこで、あげたてのポテトチップスを食べられる場所を用意する、という話が持ち上がりました」(川﨑氏)
「カルビープラス」は2011年12月にオープンした東京・原宿竹下通り店を皮切りに、東京駅や新千歳空港、大阪の心斎橋など国内に11店舗を展開している ...
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