2017年6月10日、"泊まれるギャラリー"をコンセプトとした複合施設「NIBUNNO(ニブンノ)」が東京・麻布十番にオープンした。同施設は日本に拠点を構える台湾のデザイン事務所BXGが手掛け、ことし3月よりプレオープンしてきた。ユニークなコンセプトを体現する空間演出とは。
目指すのは、日本と台湾のクリエイティブの架け橋
自動車部品倉庫だったビルをリノベーションした館内は、従来のフルサービスを提供するホテルではなくギャラリー感を重視し、展示スペース、2つ宿泊部屋、デザインオフィス、ショップ、ラウンジ機能を備える6階建て。日本と台湾で活動する建築家の虎尾亮太氏がリノベーションを担った。
各階のいたるところで日本と台湾発のアート作品を展示し、日本と台湾のクリエーションに囲まれた仕様になっている。また、ギャラリースペースでは日本と台湾のクリエイティブ交流を図るイベントも予定しており、両国のクリエイティブの架け橋になることが意識されている。
建物は2020年の東京オリンピック後に解体される予定のため、同施設は4年間限定でのオープン ...
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