2016年から現在までに、キリン淡麗グリーンラベルが実施したイベントは7つ。リアルな「場」が持つ意義とは。イベント企画についてマーケティング部ビール類カテゴリー戦略担当の槇谷悠紀氏に聞いた。
- 単発で終わってしまい、継続的なコミュニケーションが取れない
【担当者の悩み】
若年女性を魅了 イベント×グリーンソファ
ここ数年、音楽フェスやアウトドアイベントへの出展のほか、体験イベントなどを年に数回のペースで実施している『キリン淡麗グリーンラベル』。その狙いについてキリンビール マーケティング部の槇谷悠紀氏は、「ターゲットは20歳代~30歳代のブランド低関与層。グリーンラベルの商品は知っているけれども、買ったことがない、飲んだことがない。そんな、商品そのものでは振り向いてもらえない人々に向けた、興味・関心の喚起が主な目的です」と話す。
そして、これらのイベントで多くの人々の目と心をひき付けているのが「グリーンソファ」。緑の芝生に覆われた巨大なソファは、特に若い女性たちにとってはまさにフォトジェニックな存在。どのイベント会場でも、自然と常に50人くらいから多いときは100人ほどの人が写真待ちの行列を作っているという。
「グリーンソファは今となっては当ブランドのシンボル的な存在で、ほぼ毎回イベントに登場させています。一時的な盛り上がりで終わってしまわないようにこのような"資産"を持つことも重要です」
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