
一風堂の「白丸とんこつ百年豆腐」は麺の代わりに豆腐が浮かび、美味しいと評判。今や女性客は糖質制限メニューを楽しむ。
イラスト:高田真弓
糖質制限ブームと言われて久しい。2013年ごろに新書などで火がつき、あの「結果にコミットする」のライザップのCMで一気に広まった感がある。過去にもダイエットブームは何度かあったが、ごはんやパン類などの炭水化物の量を制限するというシンプルさが受け、今回はいつもより長く続いている。
そうなると、当然、ブームに便乗したさまざまな商法が出てくる。
例えば、東京都心で展開する宅配弁当屋の「京香」もその一つ。同店は、ごはんをブロッコリーに変更できるサービスが評判を呼び、売り上げを伸ばしているという。ブロッコリーのカロリーは、同じ重さのごはんの5分の1ほど。通常ごはんが入る場所に山盛りのブロッコリーが入り、見た目のインパクトはあるが、食べると美味しく、おかずともよく合うという。ヘルシーかつ、新しい味覚で人気なのだ。そこには糖質制限に付きもののストイック感はない ...
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