英ファッションブランド「TED BAKER(テッドベーカー)」は2月17日、アジア最大規模の旗艦店を東京・表参道内で移転オープンした。2012年から出店していた同ブランド。移転の背景と戦略について聞いた。
テッドベーカーは、英国グラスゴーで1988年に営業を始めたシャツ専門店がルーツだ。2016年9月現在は世界35カ国に300店舗以上を構える。
日本には2012年に進出し、マルイシティ横浜店や名古屋髙島屋店などに計7店舗を展開した。1号店の表参道店は、2016年10月まで表参道の大通り沿いにオープン。近隣に高級店が立ち並び、「入りづらい」というイメージを持たれていたという。しかし一方で、来店した客からは「思ったよりも手ごろな価格」という声もあった。実際同店では、主に女性向けのワンピースで3万円前後(税抜)の商品を取り揃えている。
そこでテッドベーカーのメインターゲットである20歳代~30歳代後半にリーチし、間口を広げるため、比較的若者が多い原宿方面に店舗を移転。神宮前交番の裏にリニューアルオープンした。
新店舗のコンセプトは「テッドの東京マシン」。テッドベーカーでは展開するその土地の文化に合わせて店舗のコンセプトを変えている。店内には至るところにパソコンのサーキットボードなど …
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