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来店理由が「人」になる時代 接客の販促効果

元カリスマ店員が人材開発部長に スープストックトーキョーの斬新な人事戦略

江澤身和(スープストックトーキョー)

食べるスープをコンセプトに、女性から支持を得るスープ専門店「Soup Stock Tokyo」。同店を運営するスープストックトーキョー 人材開発部の江澤身和部長は、もともと店舗アルバイトだったという。現在は人材の採用や教育の舵を取る同氏だが、豊富な現場経験を生かし、新たな取り組みに挑もうとしている。

“数珠つなぎスタイル”で人と人をつないで採用する

─人材開発部では、「人」にかかわるすべての業務を担当しているとのことですが、「人材」についてどんな考えをお持ちですか。

スープストックトーキョーにとって、「人」は最も重視し、強化すべきものだと考えています。私たちはお客様に「Soup Stock Tokyoは、なんかあったかいよね」と思われたい。そうであるからこそ再び来店いただけるわけです。では、その心地よさを生み出すものは何かというと、やはり接客を含めた「人」の魅力だと考えています。

魅力的な人を採用、教育していくために、具体的には、いくつかのプロジェクトを並行して動かしています。おおきく分けると、「土台づくり」と、「背中を押す」の2つの方向があります。こちらは「見ている」つもりでも、それが伝わっていなかったり、実際見えていない店舗での取組みなどもあります。それらをきちんと見える化し、共有する機会をつくったほうがいいと考えました。

実は、そのいちばん大きな機会としては …

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