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トップの現場力

理念を掲げるのが企業、その価値を生み出すのが現場

テイクアンドギヴ・ニーズ

「ゲストハウスウェディング」というスタイルをはじめ、新しいウェディングのカタチを世に提供し続けている業界最大手のテイクアンドギヴ・ニーズ。創業者であり代表取締役会長の野尻佳孝氏のカリスマ性のもとで飛躍を遂げ、最高益をあげた翌年に「現場力を高める」をスローガンに一大改革を推進したのが、当時の営業統括部長である岩瀬賢治氏だ。その決断が現在の同社の基盤になっていると、2015年6月より代表取締役社長を務める岩瀬氏は言う。

テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役社長
岩瀬 賢治氏(いわせ・けんじ)

1967年愛知県にて生まれる。大学卒業後、名古屋観光ホテルに入社し、ホテル運営の経験を積む。2002年にテイクアンドギヴ・ニーズに入社。支配人、グループマネージャーを経て、各セクションの統括部長を歴任。2015年に代表取締役社長に就任。

―テイクアンドギヴ・ニーズにとっての「現場力」とは?

企業理念として「人の心を、人生を豊かにする」「One Heart」「EVOL」といったキーワードを掲げています。この理念を、結婚式を通じて具体的に表現し、価値を生み出せるのは現場だけです。私自身が現場出身ということもあり、現場こそが重要だと認識しています。

創業以来、当社はウェディング市場で事業を展開してきました。結婚式はそれぞれが特別なものであり、結婚されるおふたり、ご家族や列席者、挙式の地域や日取りなど、さまざまな要素が影響し合うので、ふたつと同じ結婚式はありません。お客さまがより幸せになれる時間を作り出せるのは、現場の社員だけです。「目の前のお客さまにご提供できるものは何か」、その一心で取り組んでいます。

当社は野尻(佳孝氏、創業者で代表取締役会長)という、いわゆるカリスマ経営者が作った会社ではありますが、実態は約60の拠点にある現場の集合体だと考えています。拠点の規模や形態はバラバラで、地域性もありますから、そこでできること、求められていることは本社よりも現場のほうが把握しているはずです。その現場力を生かすための施策のひとつとして、2016年から「店舗提案制度」を始めました。

この制度はそれぞれの拠点が実施したい施策を提案し、選考で評価された良いアイデアには予算をつけて実行を支援するというものです。全国の拠点から約60のアイデアが寄せられ、一次審査、二次審査、最終選考を経て4つの企画が採択されました。

そのひとつが昨年のクリスマスイブに実施した婚活イベントです。若者の県外流出や、未婚率上昇が課題のエリアで、自分たちがお手伝いできることは、結婚式をプロデュースする前に、「出会いの場」をプロデュースすることではないかと考えた「ベイサイド迎賓館 松山」のメンバーと …

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