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集客力の強化 実店舗の訴求力を高めて顧客拡大

「東京カルチャーカルチャー」に学ぶ、『コピーできないものを売る』集約術

横山シンスケ(ニフティ 東京カルチャーカルチャー店長/チーフプロデューサー)

店舗ならではの魅力を発信し、売り上げを高めるための方法とは─。「ネットとリアルをつなぐ」をコンセプトに、体験に重点を置き10年以上成功を収めてきた飲食店の集客ノウハウについて、東京カルチャーカルチャーで店長とチーフプロデューサーを務める横山シンスケ氏が解説する。

2016年12月、渋谷に移転。カルチャーからビジネスまでさまざまなイベントを行う。

まず、当店は少し特殊なスタイルのお店なので、簡単にご紹介します。「東京カルチャーカルチャー」(以下、愛称のカルカル)は、インターネットプロバイダー・IT企業のニフティが10年前に東京・お台場にオープンしたイベントハウス型飲食店です。

1980年代後半~90年代のネット黎明期に、「パソコン通信」でネット上にたくさんのジャンルの人気コミュニティを作ってきたニフティが、「ネットだけでなく、リアルでもつながれる場を作ろう」というテーマで突然始めたお店です。多様化するニーズに応えるべく、2016年12月に規模を拡大し、お台場から渋谷に移転。リニューアルオープンしました。

カルカルのどこが特殊かと言うと、飲食店なのにステージがある点です。著名人から一般人まであらゆるジャンルに特化した方々がステージに上がり、自らが詳しいテーマでトークやプレゼンをして、お客さんは飲食しながらそれを楽しむというスタイルです。トークイベントのほかにも、企業イベントやアイドルのライブ、食のイベント、「脱出ゲーム」など、ありとあらゆるイベントを開催しています。収益は、飲食の売り上げと、開催するイベントのチャージ料金でまかなっています。

10年続いている私たちの集客術について、ずばり一言にまとめると、「コピーできないものを売る」ということです。今回はそれを「コピーできないもの3カ条」として、集客の要となるイベントを作る上で実践していることをご説明します。

    東京カルチャーカルチャーのイベント集客術「コピーできない3カ条」

  • 全部自分たちでやる。オリジナルイベントを作り続ける。
  • 前例のないものを作る。世の中の何でもイベントにできる。
  • ネットができないことをやる。飲食と本人だけはネットで再現できない。

全部自分たちでやる─オリジナルイベントを作り続ける

通常のホールやライブハウスでのイベントは、ほとんどがいわゆる「ホールレンタル」で運営されています。あくまで場所を借すだけで、企画や集客など、ほぼすべての業務を、イベントを実施する人がやらなければなりません。それらはかなりの負担になることもあります。

一方、カルカルでは企画からブッキング(出演依頼)、構成、宣伝、集客、司会進行まで、あらゆる運営業務を担うことがほとんどです。我々が自前で運営することによってコストが下がりますし ...

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