CCCマーケティングは、共通ポイント「Tポイント」の購買データと、ネット接続テレビの視聴データをかけ合わせ、最適なテレビCM出稿タイミングを割り出すサービスを始めた。視聴者の嗜好が色濃く反映される視聴データの活用は行政側でも模索されているところ。「テレビ」の変革が進んでいる。
セールスフォースとの提携でテレビ以外への活用も視野
実際に商品を買っている人が、テレビを見ているのはいつか─これまでは、ターゲット層のライフスタイルや好みを分析し、推測してCMの放送時間帯を購入してきた。
例えば、ターゲットが若年層や成人男女なら、土日タテ(朝から夜まで)と平日18時台、Aタイム(広告料金が最も高い時間帯)、夜帯と、月曜〜日曜の朝帯に流す「コの字」。大学生がターゲットなら「深夜帯」といった具合だ。
ところが今日では、消費者の生活様式が多様化し、なかなか大づかみでオンエアする時間帯を決めるのは難しくなってきた。テレビ以外にも、時間を費やせるメディアや行動が増えていることも、CM出稿をためらわせる要因と言えるだろう。
こうした背景で、カルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下のCCCマーケティングは …
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