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10日間で1000食完売 象印、炊飯ジャーの“おいしさ”を直接伝える「象印食堂」

1日100食、ランチ限定で提供した。税込み1000円でごはんは3種類食べ比べでき、おかわり自由にした。

象印マホービンは10月28日から11月6日の間、アンテナショップ「象印食堂」を表参道にオープンした。1日100食、ランチ限定で、同社の南部鉄器を採用した圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」で炊き上げたごはんを味わえるようにした。1階は展示スペースになっており、2階を食事スペースとして30席用意。10日間で予定の1000食を完売した。

出店の狙いについて、同社取締役社長の市川典男氏は「モノ消費からコト消費へと言われるようになって久しいが、体験を通じて“おいしさ”を消費者に直接伝えたいと考えた」と話した。炊飯ジャーが提供する価値とは器具そのものではなく、器具を使って調理された料理。その価値を伝えるための企画だったという。

期間中は足を止めて店舗の外観を撮影している通行客も目立った。「店舗設計は表参道でできるだけ目立たせることを意識した。『象印食堂』という看板を出し、店舗そのものがOOHの働きをするようにしました」と解説するのは、広報部長の西野尚至氏。出店地について西野氏は、「価格帯が10万円前後と決して安くはない商品なので、感度が高く親子連れも目立つ表参道を選んだ。実際、思っていたよりも幅広い層にリーチできている」と話した。

メニューはごはんとおかずの和食「極め御前」のみ。価格は税込み1000円で、ごはんは3種類を食べ比べできるようにした。白米は佐賀県産の「さがびより」と新潟県魚沼産の「コシヒカリ」の2種類、玄米は北海道産の「ゆめぴりか」1種類の計3種類から選べ、おかわりは自由。店内のキッチンには予備も含め計24台の炊飯ジャーを準備して対応した。おかずは、料理家の高橋良枝氏が考案したけんちん汁、鶏手羽と栗の八角煮、たこの柔らか煮、砂肝と長ねぎの和え物が提供された。

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