買い物行動をデータで捉え、個々の消費者理解を深める
国内市場に大幅な成長が期待できないこれからの時代、大半のメーカーにとっては、従来からの売り上げ・シェア競争に加え、優良顧客の獲得競争が大きな課題となっている。そのためにどのようにデータを駆使するべきか。博報堂 博報堂買物研究所の前嶋誠一郎氏が解説する。
デジタル販促 瞬間を捉えて売上増
実店舗の商品棚で、来店客に瞬時に選ばれるには、目に止まることが何よりも重要だ。しかしECであれば、そうした競争からは解き放たれる。10月末、メーカー36社が実店舗では見られないユニークなデザインを披露した。そこには生活の中で居場所を得られるデザインの重要性が見て取れる。
メーカー36社と共に47個の商品をリデザイン─アスクルは10月28日から11月6日にかけて開催されたデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2016」で、メーカー36社がEコマースでの販売向けにデザインした47点の商品を展示した。
商品を出展した企業には、味の素や花王 …