高校約24校に1校が参加 大塚食品「青春ボトル甲子園」
大塚食品はビタミン炭酸飲料「MATCH」20周年企画として、全国の高校から、パッケージに掲載するビジュアルを募集。実際に載った商品が発売されると、応募校を中心に話題が広まっている。
「販促」と「広報」の因果関係
「感動しました!」といったテレビCMが流れたのも今は昔。ヒットを続ける映画『シン・ゴジラ』は、いわゆるメディア・ミックスでのプロモーションではなく、口づたいに話題を広め、観客を集めている。
映画『シン・ゴジラ』公式サイト。脚本・総監督を務めた庵野秀明氏のコメントも。氏の代表作である『エヴァンゲリオン』の新劇場作3作めのあとの精神状態や、『シン・ゴジラ』にかける赤裸々な思いが綴られている。このコメントもネットでは話題になった。
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映画『シン・ゴジラ』が興行収入70億円を超え(9月20日時点)、近年の邦画の中では大ヒット作品となっています。現代映画としてとてもよくできた作品でしたが、ヒットの仕方も今風で、特に情報の伝わりかたに興味深い点があります。
ひところは、映画といえばテレビCMで、試写会参加者の「感動しました!」といったコメントや、「世界が泣いた」といったキャッチフレーズを流すのがよく見られました。
基本的にメディアと映画はセットですので、事前に取り上げられるよう仕込んでおくのがポピュラーなやり方です。または、「六本木ヒルズに1分の1スケールの足が!」とか、電車ジャックとか…ありそうな企画を考えれば、いくらでも出てきます。
ところが『シン・ゴジラ』は、そうした企画がほとんど見られませんでした。
もちろん、『ゴジラ』という、稀有な認知度の高さが前提にはあります。いまだに高い人気を誇る『エヴァ』の庵野秀明氏が脚本・総監督を務めたことで、ヘタに広告しなくても知られていたということはあるでしょう。
しかし、かつては(第一作はともかくも)子ども向けの娯楽映画だった『ゴジラ』が、現代でここまでの興行収入を得るには、ファン以外の、より広い層を開拓しなければなりません。そのためには …