Tポイントデータでターゲットを立体的にとらえる
ダイレクトメールは、そもそも高いターゲティングができ、A/Bテストで最適な表現を探ったり、レスポンスから効果測定をしたりと、歴史あるプロモーション手法の中でも、「データ」を活用したアプローチだった。得られるデータの幅や、分析手法が広がったいま、「データ」が再度、ダイレクトメールを進化させようとしている。
DMとデジタル 活用最適化
「ダイレクトメールによるアプローチの有効性は、マーケティング施策全体の中でも高まる」─データ・マネジメント・プラットホーム(DMP)専業のインティメート・マージャーは、データがDMに新たな息吹を吹き込むという。
「データ・マネジメント・プラットホーム」を活用すれば、Webサイト閲覧状況から、ターゲット消費者がいま、関心を抱いていることが何かもわかる。そうしたデータを利用すれば、ダイレクトメールの「文脈」「タイミング」の精度が一気に増す。
(画像:Shutterstock.com)
まず、当社が手がける「データ・マネジメント・プラットホーム(DMP)」について簡単にお話しします。当社はWeb上で取得した4億超の属性データを持ち、それらを活用したマーケティング活動の基盤を提供しています。たとえばユーザーにひもづいた、さまざまなデータを抽出し、Webのターゲティング広告に利用したりします。現在、Web広告は、DMPを活用して得たオンラインのさまざまなデータで、高度に効率化されています。
一方、ダイレクトメール(DM)のようなアナログ広告の分野では、まだデータを利用した最適化が十分に進んでいないのが現状です。データ活用をうまく取り入れれば …