販売促進の専門メディア

           

今月のひとめぼれプロモーション!CLOSE VIEW

コミュニケーションを「誘う」場の提供でブランド訴求

キリンビバレッジ「世界のKitchenから」

店内は単に商品を提供して終わらないよう、回遊してもらえる設計を意識した。

8月、東京では気温が約40度に迫る猛暑日が続く中、キリンビバレッジは「世界のKitchenから」の期間限定店を東京・渋谷にオープンした。同商品のブランド体験を促すのが目的で、開店期間は7月30日~8月21日。約9000人が来店した。

「商品の魅力を本当に理解してもらうには、その背景のストーリーまで伝える必要がある」と意気込みを語ったのはキリンビバレッジの商品開発担当・弦田悠里氏。

「世界のKitchenから」は、各国の家庭料理などから着想したソフトドリンクシリーズで、社員が実際に世界各地を訪れ、気になった世界の料理とその知恵を日本に持ち帰り、商品開発の源にしている。その商品数は2007年の発売以来、27点に上る。

来年の10周年を控え、「もう一歩ステージを上るには、ブランドコンセプトを肌で感じられる場が必要だと考えた。つまり、家族や友人と会話しながら手づくりの飲み物を楽しむような感覚。単なるサンプリングでの試飲喚起ではなく、飲みものを起点に、コミュニケーションを誘う場として用意したつもり」(弦田氏)。また、同シリーズとしてリアルイベントを行ったのは今回が初めてだという。

店内では、同ブランドの人気商品「ソルティライチ」の開発で学んだ「塩と果物の面白さ」を体験できるメニューを提供。

来店者は、桃やスイカ、メロンといった夏が旬の果物のフレッシュジュースに、「アドリア海の塩」など10種の塩を好みで加え、味の変化を楽しんだ。1杯500円(税込)。おすすめの組み合わせを積極的に案内するスタッフの姿も目立った。

来店者が自由に書き込めるメッセージボードを設置。双方向のコミュニケーションを図った。

塩を加えることで起こる効果を掲示。「知識欲」に訴えかける店舗を意識した。

フラワーウォーターを作るためのクッターラと呼ばれる蒸留鍋。

無料で読める『本日の記事』をメールでお届けいたします。
必要なメルマガをチェックするだけの簡単登録です。

お得なセットプランへの申込みはこちら

今月のひとめぼれプロモーション!CLOSE VIEW の記事一覧

コミュニケーションを「誘う」場の提供でブランド訴求(この記事です)
ITを活用したWOW!な体験 由比ガ浜の「海の家」
野外フェスにパウダールーム メーク直しの場を通じてブランド訴求
「ザ・ビートルズ来日50周年」とコラボ ちょっと贅沢な珈琲店
ボトル「スタンプ」を使ってメッセージ コカ・コーラのファンを増やすための仕掛け
原宿で3600杯の味噌汁を提供 マルコメ「カワイイ味噌汁屋さん」

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する