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ECの分水嶺はクリエイティブにある

データで見る、ECサービスの市場概況のいま

ECサービスの市場は、どのように拡大しているのか。実店舗との販売チャネルを統合的に提供する「オムニチャネル化」は、どの業種でどの程度進んでいるのか。ここでは、ECサービスを取り巻く基礎情報として、その実態を紹介する。

ECサービスの市場概況

1 BtoC-EC市場規模および各分野の構成比率

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2015年のBtoC-EC市場規模は、13兆7746億円(前年比7.6%増)に。EC化率は、4.75%(対前年比0.38ポイント増)。
※EC化率は物販分野を対象

※EC化率の定義
同調査でのEC化率は、EC以外にも電話、FAX、eメール、相対(対面)なども含めたすべての商取引金額(商取引市場規模)に対するEC市場規模の割合と定義されている。

BtoC-ECの市場推計分野一覧

    物販系分野

    1.食品、飲料、酒類
    2.生活家電、AV機器、PC・周辺機器等(オンラインゲーム含まず)
    3.書籍、映像・音楽ソフト(書籍には電子出版含まず)
    4.化粧品、衣料品
    5.雑貨、家具、インテリア
    6.衣類、服装雑貨等
    7.自動車、自動二輪車、パーツ等
    8.事務用品・文房具
    9.その他

    サービス系分野

    1.旅行サービス
    2.飲食サービス
    3.チケット販売
    4.金融サービス
    5.理美容サービス
    6.その他(医療、保険、住居関連、教育等)

    デジタル系分野

    1.電子出版(電子書籍・電子雑誌)
    2.有料音楽配信
    3.有料動画配信
    4.オンラインゲーム
    5.その他

2 BtoC-ECの市場規模およびEC化率の経年推移

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2010年から2015年までの6年間で、EC化率は2.84%から4.75%まで上昇。およそ10%近くと言われる米国とは差があり、2014年から2015年にかけては前年よりも伸び率が鈍化しているものの、ECサービスのさらなる普及が見込まれる。



3 BtoC-EC(物販)におけるスマートフォン経由の市場規模

img03

数値は、スマートフォンにタブレットとフィーチャーフォンを加えたもので、複数の調査リソースに基づいて物販分野におけるスマートフォン経由のBtoC-ECの市場規模を推計したところ、1兆9862億円という推計結果に。これは物販のBtoC-EC市場規模7兆2398億円の27.4%に相当する金額。なお、この推計値については、2015年の1年間の総計であること(同年を通じ、右肩上がりでスマートフォン経由の比率は高まっており、同年末時点ではすでに30%前後の比率ではないかと推測される)、全ての物販カテゴリーで比率は均一ではなく ...

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