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「笑顔率」など、感情を可視化して生産性アップ

アロバ

ネットショップでは、訪問者や購入率などを解析するのが当たり前である一方、実店舗での効果測定は難しく、経験と勘に頼った施策に陥りがちだ。しかし、店内に設置されている防犯カメラを用いれば、実店舗でも来店者を分析することができる。いま店内カメラは、防犯という用途だけでなく、販促施策の効果を測定するマーケティングツールとして、活用の幅が広がりつつある。

「喜び」「悲しみ」「怒り」の感情をリアルタイムで可視化できるようになっている。

来店者分析で、販促集客の精度を上げる

実店舗での販売管理では、POSデータをもとに「何が」「いつ」「どこで」「どれくらい」売れたのかを分析するのが一般的だ。しかしPOSデータだけでは、来店しても購入しない「非購入者」のデータは把握しづらい。ネットショップのように、購入率の高低からプロモーション効果を検証することが長年の課題だった。「モノをつくれば売れるという時代は終わった。従来と同じような画一的な販促施策を打っても、消費者は振り向いてくれない。顧客を『個客』としてとらえ、一人ひとりの来店客に寄り添った販売活動が必要だ」と、アロバの白砂晃社長は言う。

同社は、防犯カメラサービスで培った画像解析の技術を活用し、実店舗の来店者数だけでなく、性別や年代、滞在時間、さらには感情までをも分析するソフトウエア「アロバビューコーロ」を2016年夏に発表する。ネットワークカメラから取得した映像をもとに解析を行い、パソコンやスマートフォンにリアルタイムで分析データを表示する。取得したデータは自動でグラフ化され、日・週・月ごとの来客数や世代別・性別にデータを一覧できる。同ソフトウエアを用いれば「購入していない」来店者のデータを把握し、POSデータと突き合わせて購入率を割り出せるようになる。

リアルタイムで来店者分析が可能
一覧性のあるダッシュボードで来店者の性別や年齢などの属性や「喜び」「怒り」などの感情をリアルタイムで分析できるようになっている。

小規模のチェーン店でも導入がしやすい価格帯

映像解析と聞くと、「導入費用が高そう」「初期設定が難しそう」など、ハードルの高さを感じるが、「アロバビューコーロ」は、低価格かつ手軽に導入できるのが特徴だ。一般的に、映像解析サービスを手がける大手のベンダーに発注すると、500万円〜1000万円の費用がかかるが、同サービスは1カメラあたり、月々8000円から導入できる。

この価格帯であれば、小規模の小売りチェーン店にも導入しやすく、フランチャイジー(加盟者・加盟店)でも、オーナーの裁量で発注できることが強みだと、白砂氏は言う。また、既存の防犯カメラをそのまま用いることもできるため、カメラを買い替える必要もない。実際、問い合わせが増えているといい、試験的に採用している店鋪も、コンビニをはじめ、家電量販店やドラッグストア、カフェと多岐にわたる。

また「アロバビューコーロ」は来店者の滞在時間も把握することもできる。来店者の滞在時間と購入率は比例すると言われるが、顧客一人当たりの滞在時間を把握し、売り上げとの相関性を測ることで、「顧客の滞在時間を増やす」施策の検証が可能となる。

もちろん活用できるのは防犯カメラだけではない。カメラ付きのサイネージであれば、どのような顧客に、商品やそれに付随する販促ツールがどれだけ見られているかを分析でき、販促施策の効果測定も可能となる。ただし、マーケティング目的のカメラを設置する場合、犯罪防止や財産を保全する用途ではなくなるため、個人情報保護の観点に言及した文言が記載されているシールを貼るなどの必要がある。

来店者の感情を可視化

近年のテクノロジーの進化に伴って日本国内でも、大手の店舗を中心に、先端サービスが実店舗にも導入されつつある。なかでも最近は、成果を量として測るだけでなく、質として測ることが重視されている。そうしたトレンドを踏まえ、同社が今後注力するのが、感情分析だ。「アロバビューコーロ」を用い、来店者の表情から「喜び」や「怒り」などの感情を読み取ることで、接客対応の指標にすることができる。白砂氏によれば、「ランドセルメーカーの直営店では、笑顔を表す指標が高い結果となった。笑顔だからといって、必ずしも購買につながるとは言い切れないが、来店者が『嬉しい』『楽しい』といった気持ちでいるために、どのような接客が必要かを検証できる。さらに、そうしたことを踏まえた店内の設計を考える契機になる」という。さらに来店者をどれだけ「笑顔」にできるかを評価軸にし、接客スタッフ間でアイデアを出す場を設けるなど、社内コミュニケーションのツールにもなりうる。同社では今後も、こうしたテクノロジーの積極活用を考える店舗とタッグを組み、実店舗の生産性向上に寄与していきたいとしている。

Point

低予算かつ手軽に導入が可能
月々8000円〜、既存のカメラをそのまま活用できる

「購入していない」来店者のデータを把握
POSデータとの突き合わせで購入率を正確に割り出す

「喜び」や「怒り」などの感情を数値化
スタッフの接客対応の評価軸としても活用できる

アロバ 代表取締役社長 白砂 晃(しらまさ・あきら)氏

早稲田大学卒業後、NTTに入社。その後、サイバーエージェントに転職し、同社の主軸として業績向上に貢献。2002年フォトクリエイト創業。2013年東証マザーズ上場後、2015年当社設立。

    お問い合せ

    株式会社アロバ
    http://aroba.jp
    TEL:03-6304-5645
    pr@aroba.jp

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