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いま、消費者を魅きつけるモノ・コト

1カ月半で5万人来場 VRで「体感する展望台」

バーチャルリアリティ(VR)が誰でも体験できるようになりはじめた。簡単なものではスマートフォンを利用したものから、現実と間違えそうになるほどのクオリティを追求した端末まで多様な機器が登場したのも追い風だ。このコーナーでは、ゲームにとどまらない、VRを用いた集客コンテンツを集めた。

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1カ月半で5万人が来場 
「TOKYO弾丸フライト!」VRコンテンツと4D体験は、ハシラス(東京・千代田)が開発した。

ママ友やカップル、家族連れなど客層はさまざま

バーチャルリアリティで実現した「体感する展望台」

「サンシャイン60」の展望台が4月21日、「SKY CIRCUS(スカイサーカス)サンシャイン60展望台」としてリニューアルオープンした。来場者数はリニューアルオープンから約1カ月半で、約5万人。メディアからの注目度も高い。NHK、日本テレビ、TBSなどのほか、ラジオや新聞、雑誌、Webメディアでの露出が相次いだ。

客層はさまざまだ。平日の日中には、母親同士が連れ立って母子ともども楽しむ姿が見られるほか、夜間や休日にはカップルや学生グループ、家族連れが訪れる。学校・幼稚園などの団体客も来場する。

「振り返ってみれば、世の展望台施設は、景色を眺めるだけの、動きのない静かな施設ばかり」(サンシャインシティの稲垣正和氏)

「すばらしい眺望に何かプラスアルファができないか。新たな展望台として生まれ変わるために協議した結果、『体感する展望台』というコンセプトにたどり着いた。これが元となり、五感で楽しんだ思い出を持ち帰れる『SKY CIRCUS サンシャイン60展望台』が生まれた」

VRコンテンツも展望台ならではの企画になるよう気を配った。「たとえば、展望台から外を眺めた際、誰もが一度は『空を飛べたら…』と、思うはず。VRなら空を飛びながら眺望を楽しめる。ここからVRコンテンツを発想した」(同)。

目玉のひとつの「TOKYO弾丸フライト」は人間大砲で撃ち出されたような体験が楽しめる。目の前に広がるのは未来の東京上空。臨場感を高めるため、送風機で向かい風も再現した。物理的な刺激も盛り込む、いわゆる「4D体験」だ。

また、ブランコ型体感コースター「スウィングコースター」の舞台は池袋上空。展望台内に設置されたブランコに腰掛け、ゴーグルをかけると、風を切り、空を滑空するようなスリルが楽しめる。

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