「応援上映」という言葉をご存知だろうか。劇場アニメ「キングオブプリズム by プリティーリズム」が火付け役となり、一気に楽しむ人が増えている、「映画館」での観賞スタイルだ。「映画は静かに見るもの」という常識を覆し、ほかの観客との一体感、作品への没入感を味わえる。「応援上映」の虜になり、リピートする観客も少なくない。

「キンプリ」は「応援上映」を前提に編集
スクリーンの登場人物と「おかえり!」「そうだよ!」などと会話をするような、インタラクティブな楽しみ方をする場面も。
映画館がライブ会場に変貌
「キンプリ」の「応援上映」の熱が冷めない。「キンプリ」とは、劇場アニメの『キングオブプリズム by プリティーリズム』の略称。ことし1月の公開で、異例のロングラン作品だ。興行収入は6月17日時点で6億円を突破した。
「1億円を超えただけでもありがたい。メインスタッフはいまも夢を見ているような、信じきれない気持ちもある」と、エイベックス・ピクチャーズの西浩子氏は話す。6月18日には、座席がシーンと連動したり、風や霧、香りなどの効果を多用する「4DX」上映もスタートした。
「キンプリ」は、元々アーケードゲームを発端とした …
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