誘致のカギは独自資源の活用 「アート」に活路を見出す香川県の挑戦
2000万人規模となった訪日観光客は“巨大マーケット”として、企業だけでなく地方自治体からも熱い視線が送られ、激しい誘致競争が繰り広げられている。その土地ならではの魅力を発信し、取り組みが奏功している地域がある一方で、そうでない地域も少なくないのが実情だ。香川県の事例から、その成否を分けるカギを考える。
インバウンド×地方創生
富士山にニンジャが登場する広告を見せられたら、日本人としては苦笑してしまうだろう。だがちょっと待ってほしい。中国人のイメージにとらわれて「赤字に金文字」の広告をつくってはいないだろうか。このページでは、中国現地で出稿された広告をセレクトした。広告づくりの先入観を壊すきっかけにしてほしい。
中国の検索大手バイドゥ(百度)のグラフィック広告。一見、愛らしい顔文字のようだが、よく見ると、その奥にはこちらを伺う危険な視線が。若年層がオンライン犯罪に巻き込まれるのを防ぐ、バイドゥのセキュリティサービスをアピールする。
北京地下鉄のグラフィック広告 …