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インバウンド×地方創生

外国語が堪能なスタッフを主役に Zoff Park原宿店の取り組み

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原宿・神宮橋交差点近くに店舗を構える「Zoff Park 原宿店」。メガネブランドであるZof(f ゾフ)が展開する全シリーズを取り揃える旗艦店として、多い日で1日約180人程度の来店がある。
なかでも最近は、外国人の観光客の来店も増えており、1日の来店客数は平均で10〜12 組ほど。国籍別では、中国人や台湾人といった中華系が大半を占め、次いでアジア系、欧米系の客が多いという。
同店では、訪日観光客の来客が多いことから、店舗独自にインバウンドマーケティング施策を強化。英語や中国語といった外国語が堪能なスタッフを最前線に据え、店舗全体で訪日観光客の対応に力を入れている。

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    アサモア・ダニエル・アサレさん

    入社3年目というアサモア・ダニエル・アサレさんは、ガーナにルーツを持つ日本生まれの日本育ち。猛勉強の末、メガネ購入時の視力測定を含め、あらゆる接客において、英語で対応できるようになった。そのルックスゆえに英語で話かけられることが多いという。

    同じ中華系でも、中国人は“メイド・イン・ジャパン”を求める傾向が強い。高価格帯のシリーズでも日本らしい技術やデザインの商品購入することが多く、値段をあまり気にしていないように思います。一方で台湾人は、できるだけ価格を抑え、低価格で良いものを求める傾向があるように感じます。中国人と台湾人の見分けはだんだんつくようになりました(笑)。欧米人は、海外の多くの国では視力測定が有料であることも多いようで、その場で視力測定ができ、すぐにメガネをつくることができることに驚かれています。

    2020年の東京五輪までに、より多くの訪日観光客が訪れることが予想されます。それを見据えて、たとえば指さしでメニューを選べるようなPOPを充実させ、細かく検証をする。そうした実験的な取り組みを今から始めて、体制を整えることが大事だと思います。

    お客さまに対して、こちらから積極的にアプローチすることが重要だと考えています。特に訪日観光客は、英語や中国語で相談することができるとわかれば、会話をしてくださいます。またお客さまにあったレンズストックを持つ当社は …

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