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進む“超”パーソナライズ 顧客接点と新技術の活用

購入率を400%に高めた「3Dバーチャル試着室」

「IBM Ampify2016」ではメイン講演とは別に、数えきれないほどの小講演がひっきりなしに行われた。その中から「3D試着室」を設けたことで成果を収めたインドのファッションサイトを紹介する。昨年、楽天がバーチャル試着室の開発企業を買収して話題になったが、3D試着室にはどんな効果があるのか。

右側に見えるのが、バーチャル試着をする3次元(3D)モデル。

身長や体重、胸囲、腰回りなどのサイズを入力して自分の体型に合わせる。顔を選ぶこともできる。

インドのファッションオンランサイト「abof.com」が、Webサイト上に設けたバーチャル試着室で好成績を収めているという。「abof.com」は昨年オープンしたサイトで、メンズ・ウィメンズ双方の医療、クツ、アクセサリーを取り扱う。印大手コングロマリットのアディチャ・ビルラ・グループの小売部門が運営する。

インドでも、Eコマース(EC)利用者は増大している。インド商工会議所連合会が2016年3月に発表した、プライスウォーターハウスクーパースとの共同調査では、EC利用者は2015年の5500万人から、ことしは8000万人に伸長する見込み。「abof.com」の特徴は、販売する衣類などをサイト上の「バーチャル試着室」で試せる点だ。イギリスに拠点を置く …

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