新商品の“驚きの軽さ”を伝える「クロックス・ノーリンの空中ストア」は、来場者に感動を与え、国内外のメディアからも熱い視線が向けられた。実現へと導いたのは、クライアント側とクリエイティブ側、双方の熱意と信頼とチャレンジ精神だった。

猿人|ENJIN Inc.クリエイティブディレクター 野村 志郎氏
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クロックス・ジャパン マーケティングPR/ブランドコミュニケーション マネージャー 斎藤 千洋氏
-実施された「空中ストア」とはどんなイベントだったのでしょうか?
野村▶ 昨年3月5日~8日に東京ミッドタウンで開催しました。巨大な透明ディスプレイを使用し、「空中ストア」と名付けた、空中にあるストア・人の手の届かない場所にあるストアを作りました。クロックス商品は、透明のディスプレイの上に並べ、お客さまがiPadの画面上で色を選ぶと、そのカラーの商品をドローンがつかんでお客さまの元まで(安全性を考慮して手前のネット上に落とす形にしたが)運ぶという仕組みでした。今回は、「ストア」でしたので、その場で、新商品の特性「軽さ」を体験・試着もしてもらい、販売もしました。
-このイベントを実施するに至った背景について教えてください。
斎藤▶ クロックスは、穴の開いたサンダルのイメージが強いと思いますが、そのモデル以外に、現在ではオールシーズンで250モデル以上のシューズを展開しています。その中には、パンプスやブーツ、スニーカータイプのものなどがあります。昨今、日本の靴市場では、スニーカーが大きな割合を占めています。今回のイベントは、当社のスニーカーの新商品ローンチ・イベントでしたので …