
データ分析に基づいたマーケティング戦略
金昌柱ゼミは、データ分析の統計スキルをもとに、企業のマーケティング戦略について研究している。基本となる統計処理について、金准教授は「経営学部の生徒が学ぶべき重要な取り組み」として重視している。ゼミの学生は、はじめに因子分析、回帰分析、多次元尺度法などの統計処理を学ぶ。学期ごとに定期試験を行い、基礎能力としてしっかりと身につける。そのうえで、実際に企業の課題の解決にも取り組む。
取り組みのひとつとして、神戸新聞社らが開催する「課題解決ラボ(Mラボ)」への参加がある。Mラボは、企業が抱える課題を大学のゼミ単位で調査研究するプロジェクト。マッチングされた企業と協力して、課題解決のプランをプレゼンする。金昌柱ゼミでは、2014年度、神戸に本社を構える子ども服メーカー「ファミリア」へ認知度アップのための提案を行った。
調査は、神戸、大阪、京都、草津といった関西地区の4大都市で、400人規模の消費者アンケートを実施。調査結果を統計分析し、課題解決のプランを導き出した。プレゼンの結果 …
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