
アプリを利用するには、当然のことながら、自分の写真を登録する必要がある。現在、対応する店舗はシリコンバレーの一部にとどまっている。マクドナルドやピザ店などで利用可能だ。
「財布を取り出さずにお買い物」。これは、IT業界にとって永遠のテーマに思える。日本では2004年に「おサイフケータイ」が登場。NTTドコモという旗振り役がいたおかけで、対応端末が一気に普及した。しかし10年以上経過しても、おサイフケータイの利用率は、対応端末を所有する人の2割程度と言われる。
そんな中、アップルもアメリカやイギリスなどで、iPhoneで支払える「Apple Pay」をスタート。iPhoneを店頭端末にかざして決済する仕組みはおサイフケータイと同じだ。日本でも導入間近と言われており、後はApple Payで支払える店頭が増えるかにかかっている。おサイフケータイやApple Payは近距離通信技術を使い、スマホやケータイを決済端末にかざすことで認証し、決済が完結する。もしこれが、飛距離が飛ぶ電波の場合、遠くから誰かに勝手に接続され、電子マネーが盗まれる恐れがある。「かざす」行為をすることで、セキュリティが担保され、決済処理が進むのだ。
アップルだけでなく、グーグルやサムスン電子も同様の ...
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