「おっさん×JK」のキラーワードに弱いワタシ
11月ともなれば、例年、メディア各社からその年のヒット商品ランキングが発表される。やはり、新元号の「令和」関連グッズは外せないだろうし、まだ記憶に新しい「ラグビーW杯」もランキング入りするだろう。エンタメなら、興行収入130億円を突破した新海誠監督の『天気の子』を置いては語れない。
今のディーン・フジオカ人気は、中学時代に帰国子女として転校してきた男子生徒にときめく女子生徒の姿を思わせる。
イラスト:高田真弓
一人の俳優がいる。ディーン・フジオカ、35歳。今、女性たちから最も熱い視線を浴びる役者の一人で、そのスラリとした長身と端正な顔立ち、どこか品を感じさせる立ち居振る舞いが身上である。
ブレイクしたのは、NHKの朝ドラ「あさが来た」の五代友厚役。外国かぶれの変わり者だが、主人公あさを信じて、大阪の発展のために尽くす明治男を好演した。ドラマの中盤、道半ばにして彼がこの世を去ると、女性視聴者の間で“五代ロス”なる現象が起きた。あまりの人気に急遽、NHKは回想シーンの五代の露出を増やす措置に―。
この1月からはTBSの連ドラにも出演。深田恭子演ずるアラサーのダメOLの相手役として …