「やられた感」あふれる “他社”のうまい販促事例(前編)
販売促進を生業としている100人に、他社の気になるプロモーションを聞いた。一般的な消費者に比べ、日々数多くの販促施策を見ているだけに、簡単なことでは驚かない。そんな彼らが、思わず「うまい!」と感じ、時には「やられた!」と悔しさすら覚えたキャンペーン・プロモーション事例を紹介する。
100人の売上アップ秘策!
主に“集客・固定客化”に貢献したプロモーションを販促担当者に聞いた。イベント・OOH・デジタル・プレゼントキャンペーンなど、ジャンルは問わず、直近1年での「いちおし施策」が集まっている。
160万DLを突破した、アプリを活用し、ネットからリアル店舗へ集客
今年に入って3回実施し平均約3000人の引換実績。店舗への集客効果に加え、対象商品の売上数増加、ネットストアへの送客などに効果があった。アプリでの通知が商品に合わせて性別、年代を絞り込んでできるので、従来のばらまき型よりも狙った層にリーチできるためサンプリング配布効率も良かった。
160万DLを突破した「ロフトアプリ」を活用した、化粧品のサンプリングキャンペーン。PBの化粧品を中心にロフトアプリでサンプルプレゼントのお知らせをプッシュ配信し、消費者にアプリの画面上で受取店舗を選んでもらい、引換クーポンを発行した。
全社戦略であるオムニチャネルの取組みを強化。販促におけるネットとリアルの融合を推進していく。
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桜を題材にした、季節感あるキャンペーン
「エビバーガー」のバイラル(リーチ数)が、
実施前後で前年対比10ポイント(10%)弱アップ
“桜”、“エビ”、“春”にちなんだ商品(洋服、アクセサリー、食品などの日常商品)をレジで店員に提示すると対象商品が100円割引されるキャンペーン。商品×店舗体験企画×SNS(バイラルマーケティング)の組み合わせを骨子とし …