「やられた感」あふれる “他社”のうまい販促事例(後編)
「長尺ながら、二度見したくなる仕掛けが入っており、動画プロモーションとして秀逸」といった意見を多く集めた、宮崎県小林市の移住促進PRムービー。一見すると小林市に住んでいるフランス人が、美しい同市の様子を紹介する映像なのだが、最後に「二度見したくなる」どんでん返しがある。2015年8月の公開から、市PR映像としては異例となる180万回以上の再生数を記録した。
100人の売上アップ秘策!
販売促進を生業としている100人に、他社の気になるプロモーションを聞いた。一般的な消費者に比べ、日々数多くの販促施策を見ているだけに、簡単なことでは驚かない。そんな彼らが、思わず「うまい!」と感じ、時には「やられた!」と悔しさすら覚えたキャンペーン・プロモーション事例を紹介する。
交通系ICカードPiTaPaの機能などを訴求するために、「作家から作家へのイラストによる伝言ゲーム」を実施。自分の前の人が書いたイラストを1分間だけ見て再現するという形式で広告ポスターを作成し、大阪市営地下鉄各駅などで掲出。「コンテンツの面白さと“サービス特性を何度も読ませる”という明確な目的を果たさせるためのシンプルな仕掛けが“目から鱗”でした」といったコメントが集まった。
梱包材加工会社「今野梱包」が作り出したのは ...