音楽ファンの聖地として惜しまれながらも閉店した東京・渋谷のHMV。2015年秋に複合型店舗として再オープンを果たし、人気を集めている。その消費者を引きつける売り場とは。
「HMV&BOOKS TOKYO」。書籍中心に店員が自主的に編集する売り場(写真上)が人気を集め、オープンから好調なスタートを切った。店内イベント出演後のゲストが売り場をめぐっていることもあり、来店客のサインに応じる場面なども見られるという。まさに実店舗でしか味わえない体験だ。
平均滞在「1時間」併買率も好調
本もCDも市場の縮小が止まらず四苦八苦の中、気を吐いている店舗がある。「HMV&BOOKS TOKYO」だ。HMV国内第一号店として20年の歴史を築くも2010年8月に閉店。運営会社がローソンHMVエンタテインメントに変わり、2015年秋に5年ぶりに新業態の店舗としてオープンした。
現在までの売上目標は、ほぼ想定通り。店頭で開催するイベントは …
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