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効果のある店頭ツールの条件

人を動かす最新店頭ツール事例

店頭の限られたスペースの中で、商品の魅力を訴求する必要のある店頭ツール。プロジェクションマッピングを駆使したり、VR(バーチャルリアリティ)を用いたりと最新テクノロジーを導入する店舗が現れる一方で、昔ながらの手法に工夫を施すことで、成果をあげている店舗もある。ここでは、そうした成功事例と共にいま人の心を動かし、行動を促す店頭ツールを探っていく。

感覚的に「温かさ」伝えるマネキンへの映像投影

UNIQLO マネキンプロジェクションマッピング

アメリカ ニューヨークにあるユニクロ店舗に、マネキンへプロジェクションマッピングを投影するユニークな店頭ツールが導入されている。手がけたのは大日本印刷。「店頭でのアイキャッチ向上や集客促進、機能性伝達による商品理解の促進を狙いました」(大日本印刷マーケティングソリューション本部 粟井皓介氏)。

プロジェクションマッピングによって、マネキンの着用する無地のヒートテックには、オレンジ色の模様が映し出される。「温かさ」を想起させるオレンジの模様は、リズミカルな音楽にあわせて、胸や腕に投影され、やがて全身に行きわたる。

日本よりも寒さの厳しいニューヨークにおいて、機能性(温かさ)の高さを訴求することが、強く印象に残すポイントだ。

「制作段階では、プロジェクションマッピングにおいて高いクオリティを実現することにこだわりました。まずは言語や完成度へのこだわりを一致させるため、日本人が窓口となってくれるベンダーを開拓。細かなニュアンスをディレクションできる環境を整えました」。

その上で、映像制作を国内で行い、現地へ訪問。2日かけて映像投影調整を実施し、什器設置当日は現場で什器の高さを変更するなど、柔軟な対応も行った。施策のカギとなるプロジェクターはリコー社と連携し、高い映像クオリティを担保。

結果的に、直感的に温かさを伝える店頭ツールが仕上がった。現在、多くの人の足を止め、コーナー来場者の増加に貢献している。

店頭に2台備え付けられたプロジェクションマッピングを投影する店頭ツール。ヒートテックによって、全身が温まる様子を、感覚的に伝えている。

展開時期 2016年2月
展開時期 2015年10月~
実施場所 UNIQLO ニューヨーク5番街店
目的 ヒートテックの機能性を直感的に伝え、通行客の足を止める。結果として、コーナー来場者の増加に寄与する。
ターゲット ヒートテック購入検討者
制作会社 大日本印刷

VRゴーグルで店内にいながら乗車体験

「Toyota Safety Sense」擬似体感ツール ~アニマルスコープ360~

VRゴーグルをかけ疑似体験を行っている様子。試乗ができない状況であっても、店内で「Toyota Safety Sense」の機能を知ることができる。

トヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」。さまざまな交通事故を分析し、事故発生率の高いシーンをカバーする機能をパッケージ化し …

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