訪地方団体が取り組むインバウンド施策

国土交通省 中国運輸局:香港国際旅行博におけるプロモーション(2015年)

九州観光推進機構:北京旅行博におけるプロモーション(2015年)

旅行博では、指湯、バーチャル写真撮影、ハッシュタグをつけたSNS投稿でノベルティプレゼント、などが好評を博した。
地方へ向かう外国人観光客
東京から富士山を経由して大阪・京都を結ぶ「ゴールデンルート」。初めて日本を訪れる外国人観光客にとって定番のルートとして知られています。最近では北海道が台湾や中国、タイで特に人気のエリアとなっています。
訪日外国人数が年間2000万人に迫る勢いの伸びを見せている要因のひとつは、リピーターの増加です。ゴールデンルートや北海道で良い思い出を作った人たちがリピーターとして、再び日本を訪れています。その時向かう先は、地方です。例えば九州地方の訪日観光客は年々着実にその数を伸ばし、2015年は前年比約100万人増(2016年1月15日国土交通省九州運輸局発表資料より2015年11月までの速報値参照)と急激な増加もみられます。訪日観光客の増加に伴って、地方自治体や民間企業もさまざまな施策に取り組んでいます。熊本市では市内中心部8カ所の商店街が一括免税手続きカウンターの導入を検討、訪日観光客の取り込みを狙っています。国土交通省九州運輸局や中国運輸局、各地方自治体は海外で開催される国際旅行博へ積極的に出展し個人客へのアピール強化、現地旅行代理店への接触機会を増やすなど、海外からの観光客を誘致しようと躍起です。
その一方で増えているのが ...
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