中国のネット通販最大手アリババが仕かけるセールイベント「独身の日」。開始を告げるカウントダウンイベントも盛り上がった。
中国でもスマートフォンが急速に進み、プロモーションでの存在感を増している。
1日で1.7兆円が動く「独身の日」
「双十一/独身の日」は、中国EC最大手アリババがしかけるセールイベントです。同社は、独身を意味する「1」が4つ並ぶ11月11日を「独身の日」とし、2009年からセールを実施しています。
今年の「独身の日」では、「Tモール・グローバル」での取引総額が1兆7600億円を超えました。「Tモール・グローバル」は、各国が中国の消費者向けに出店する、いわゆる「越境EC」サイトです。
各社、商品に大胆な割引額を設定し、爆発的な消費へとつなげています。日本製品も多数出品され、今年はアリババ以外のサイトや一般の実店舗までも便乗し、中国最大の消費デーとなりました。
当日に向け、街は「独身の日」の広告で溢れかえる。
航空券が1元から「春秋航空」の超破格値
昨今の訪日ブームで2015年、日中を結ぶ航空路線が大幅な増便となりました。
中国格安航空会社(LCC)の代表格と言える春秋航空は今年、中部国際空港から、上海や石家荘市、合肥市ほか中国との7路線、羽田~上海路線を開設しています。
同社の特徴は、航空券を1元~、9元~、58元~という破格値で販売すること。2015年も国内外の多くの路線でこのプロモーションを実施しています。超破格値で販売されるシートはわずかと言われていますが …
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