近年、さまざまな企業が商品の魅力や性能を実感・体験できる場を積極的に設けている。2015年もその動きは活発に見られた。時には、その企画そのものが人気を集めるコンテンツのようになるケースもある。
最新シューズを無料レンタル
1カ月で約2000件以上の応募
オンラインサービスであるため、反響がSNSやブログで拡散しやすいのも特徴だ。
口コミを誘発するためにSNSキャンペーン「ENERGY診断」も実施した。
アディダス ジャパンは、最新ランニングシューズを3泊4日間試せる「BOOST@home」を2月10日〜5月10日の期間限定で実施した。公式サイトでランニング場面や目的を入力すると、適した2足が自宅に届く。「商品便益をユニークかつ魅力的な形で体験してもらうことを主眼に置いた」(アディダス 西脇大樹氏)。
月5800円で洋服3着
返さず、自分のものにもできる
レンタルの申し込みは、専用のスマートフォン向けアプリで行う。
支払いは、会員登録の上、アプリを介して自動課金する形式。
クロスカンパニーは日常着のレンタルサービス「mechakari(メチャカリ)」を開始した。月額5800円(税別)を支払うと、同社ブランドの新品の洋服や雑貨などを借りられる。出荷から60日経つと利用者の所有物に。開始後の反応は「ほぼ計画通りに推移」(クロスカンパニー)という。店頭プロモーションも検討している。
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