近年、さまざまな企業が商品の魅力や性能を実感・体験できる場を積極的に設けている。2015年もその動きは活発に見られた。時には、その企画そのものが人気を集めるコンテンツのようになるケースもある。
無音のクラブで踊る人々
ヘッドホンには高音質の楽曲
本来1人で楽しむヘッドホンながら、皆で共有できる体験を提供した。
ソニーは音楽CDを超える高い音質を持つ「ハイレゾ」楽曲を再生できるヘッドホン/イヤホン「h.ear(ヒア)」とポータブルオーディオプレーヤー「WALKMAN(ウォークマン)NW-A20シリーズを発売した。
それに先行する形で、10月8日にクラブ「渋谷sound museum VISION」にて、参加者全員が「h.ear」と「WALKMAN」を使用して楽しむ「Hi-Res Silent Party presented by h.ear×WALKMAN」を開催。無音のクラブにて、ヘッドホンを装着した人々は「ハイレゾ」音源によるクラブイベントを楽しんだ。「ハイレゾ楽曲の体験を“見える化”し、仲間と共有することで、感動を増幅させる仕組みを作りだした」(タンバリン 藤井一成氏)。
クラブイベントの翌日となる10月9日から11日には、同商品の聴き心地を試せる「Hi-Res Tasting Spot」を開催。クラブ内に同商品を合計10組設置し、体験を促した。今後はイベントだけに限らず、ウェブや店頭なども活用し、ハイレゾとの接点機会の創出を図る。
どっちがゼロ?利きコーク
ベイスターズ公式戦で2万人体験。
イベント会場となった球場では、ツイッターか特設サイト上で、
どちらを飲んだか入力してもらい、正解を大型ビジョンで発表した。
日本コカ・コーラは、リニューアルした「コカ・コーラ ゼロ」の発売にあたり ...