訪日外国人観光客に、いま人気の商品はなにか?店内のどんな販促策が効果を発揮しているのか?10月の国慶節の時期に、外国人が買い物を楽しむ姿が目立つエリアの店舗を取材。再訪問したくなる店づくり、品ぞろえの工夫をレポートする。

セブン‐イレブン 浅草雷門前店
店舗からは雷門が見え、観光客が多く立ち寄る店舗。2014年12月、コンビニ初の免税店となった。免税カウンターやイートインスペースがある。台湾からの訪日客が多く、台湾や中国出身のスタッフも接客にあたる。
キラーコンテンツ雪肌粋を軸に商品を展開
セブン-イレブン 浅草雷門前店に向かおうと浅草駅を降りると、駅構内に「GetCash at 7-ELEVEN」と打ち出したポスターが掲出されていた。店内に設置されているセブン銀行のATMを使えば、日本の現金を引き出すことができるのだ。店入口には「TAX-FREE」のポスターや、「ATM」「Free Wi-Fi」のステッカーを貼り、訪日客にも立ち寄りやすい店であることをアピールしている。
店内に入ってまず目に入ってくるのが、免税品を集めたコーナー。訪日客が真っ先に求めるのは、日本のセブン-イレブン限定で販売している「雪肌粋ホワイト洗顔クリーム」(コーセー)。3個入りの箱ごと購入するケースが多く、手書きのPOPでは、11個以上購入すると免税になると書かれている。QRコード付きの多言語のPOPも設置してあり、QRコードからサイトに飛んでみると、15カ国語で簡単な商品紹介が読めた。
ここでしか買えないとあって指名買いされる雪肌粋だが …
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