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プロモーション&クリエイティブフォーラム2015 レポート

ヴィレヴァンの次世代商品戦略とプロモーションの多面展開策

加藤祐貴(ヴィレッジヴァンガード コーポレーションマーケティング本部 営業企画部 部長)

いつ店舗に行っても、独創的な新商品が並ぶヴィレッジヴァンガード。それを可能にしている次世代商品戦略について明かす。

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1986年に創業し、「遊べる本屋」というコンセプトのもと、いまや全国に400店舗以上を展開しているヴィレッジヴァンガード。

路面店舗ではサブカル層、ショッピングセンター店舗ではファミリー層向けの商品を置くといったターゲットセグメントごとに施策を展開することで、最近の売上は順調に推移している。

ただ、「他にない売り場で“新しい発見”を創出する」という同社のこだわりのもと、新たな柱を創出しようとしている。それが、どこにもない新しい発想の商品を見つける、作ることを目的としたクリエイター支援だ。

具体的には、社外商品コンペである「雑貨大賞」と社内商品コンペ「天下一商品企画武道会」を開催すること。

2014年冬に行われた第1回の「雑貨大賞」「天下一商品企画武道会」では、「スライムカレー」のアイデアなどがグランプリを獲得し、実際に商品化された。アイデアの奇抜さからメディアで取り上げられる商品や、売り切れになるほど人気が出る商品も多い。

また、ヴィレッジヴァンガードオンラインストア内に「クリエイターズストア」を開設し、クリエイターのハンドメイド雑貨を販売。巨大な蜘蛛が耳を貫通しているように見えるアクセサリーなど ...

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