モンスターの攻撃が電力を生む?関西電力「モンハン電力調査」の企画書
関西電力は2023年10月16日より、「モンスターハンター」シリーズ(以下、モンハン)のスマートフォン向けゲーム『モンスターハンターNow』とコラボした「モンハン電力調査」の展開を開始した。本企画は、同ゲームに登場する、体内に静電気を溜める特性を持つモンスター「トビカガチ」が、発電にどれだけ寄与するかを探求できるものだ。
マル秘公開 これがプロの企画書だ!
博報堂 アクティベーション企画局 プランナー 三島将裕氏
1990年生まれ。東京大学文学部卒。2013年博報堂入社。「タフに考え、タフに働く」をモットーに、自動車・食品・アパレル・金融・化粧品・エンターテイメント業界を担当。趣味は日本酒、アイドル、ウイニングイレブン。JPMプロモーショナル・マーケティング大賞、販促会議企画コンペティションシルバー、ヤングカンヌPRファイナリストなど。
それでは、始めさせて頂きます。まず、今回の課題である「10代の若者に自分向けの飲料であると感じてもらうこと」を整理しますと、3つの要素に分けられると思いました。1点目は、10代のリプトンの売上を伸ばすこと。普段から目にする商品だけど、「これなら買ってみよう!」と思ってもらう必要があります。2点目は、ハロウィンパッケージを上手に活用すること。ハロウィンに対する、昨今の盛り上がりに乗っていくことを目指したいと思います。3点目に、商品の印象を強めること。毎日の中で意識されることが少なくなってしまっているからこそ、ターゲットである10代の中で顕在化されていかなければなりません。以上の点から、今回はマストバイキャンペーンによる話題化と購入促進を考えました。
そこで、「リプトンハロウィンパーティーキャンペーン」と題しまして、アマゾンギフト券2000円が3000名様に当たるマストバイキャンペーンを企画しました。ギフト券は、ハロウィンに使えるコスチュームを、アマゾンで買ってもらう際の支度金になります。対象商品を購入し、パッケージを撮影してキャンペーンサイトから投稿してもらった方の中から、抽選で当たる仕組みです。今どきの10代にとっては ...