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商品陳列・売場演出

「無印」のいまを発信する世界最大の旗艦店

世界最大面積の広がりある店舗 
無印良品において最大の面積を誇り、品揃えも世界最大規模の「無印良品 有楽町」。1階から3階までの全フロアに書籍コーナー「MUJI BOOKS」を設置し、2階建てのやぐら型の環境も導入するなど、空間の使い方にこだわりが見られる。

お客さま目線のレイアウトとデータから最適化し続ける品揃え

良品計画は2015年9月に「無印良品有楽町」をリニューアルオープン。1階から3階までの全フロアが改装され、無印良品において世界最大面積を有する旗艦店として生まれ変わった。もちろん、品揃えも世界最大規模だ。

今回のリニューアルの位置付けは、世界旗艦店として無印良品の世界観を最大限表現、発信すること。書籍を2万冊揃えた「MUJI BOOKS」に、回収した無印良品の衣料品を“染め”の技術などによって再生・販売する「ReMUJI」、住まいのリノベーション事業「MUJI INFILL 0(ムジ インフィル ゼロ)」、「MUJI INFILL+(ムジ インフィル プラス)」を体験できるコーナーなど、無印良品の各サービスを盛り込み、「無印良品のいま」を発信する。

「もちろん、無印良品の世界観をダイナミックに伝えながら、お客さまにとってお買い物がしやすいレイアウトに変更しています。例えば、食品売場とキッチン売場を隣接したり、観光客の多い特性を考慮してトラベル用品を1階に移設したりするなど、お客さま目線で売場の配置を見直しました。なお、レイアウト変更後の売上は好調な推移をみせています」(無印良品有楽町 店長 新井真人氏)。

無印良品では、売上は日・週・月単位、もしくは年単位でそのつど傾向を分析。気候や経済環境などの外的要因、店舗を取り巻く環境のマーケット要因、そして店舗内での商品、サービス、品揃えなどの内的要因をもとに変化の原因をつかむ。

商品陳列面積のバランス変更は短いスパン(1日単位/週単位)で実施。品揃えについては本部の商品部が一括してコントロールを行い、週単位で検証をし、将来の見込みを立てて納品数の拡大、縮小を行っている。もちろん、この仕組みは …

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