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業界別販売促進

業界別研究―家具・インテリアショップの販促

ロフト/バルス/ IDC大塚家具

大型小売店やホームセンターの台頭、景気回復の期待感などから堅調に推移しているインテリア市場。大型家具は購入機会が限定されがちな一方で、ファブリック類や収納用品など手軽に買える商品は伸びている。季節ごとの買い替え需要を刺激し、インテリアコーディネートをもっと手軽に楽しんでもらおうと知恵を絞る各社の取り組みを取材した。

    [CLOSE-UP!(1)]
    ロフト/LoFt

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    POPや見せ方で機能性をアピール 
    機能性コンパクト家具の展示。重さ2キロのチェアは天井から吊るして軽さをアピール。収納とスツールが一つになったバスケットスツールには、使い方を写真で表したPOPを掲出し、セルフ販売に対応。


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    トレンドを反映した売り場 
    男性客を意識したビンテージ調のコーディネート(上)。
    和のコーナーで展示する外国人観光客に人気の京座布団は、渋谷ロフトが渋谷地区初出店(中央)。
    ユーザーの関心の高い収納については、インテリア性の高い商品選びと展示方法でロフトらしさを演出(下)。


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    ここでしか買えないオリジナル商品 
    取引先と共同開発したオリジナル商品のリーフレット。2年前に廃止したカタログの代わりに、カテゴリーやテーマに特化したリーフレットで情報発信している。

大型小売店の台頭もあり 成長を続けるインテリア市場

2011年以降、堅調にプラス成長を続けているインテリア市場。矢野経済研究所の調査によると、2013年のホームファッション小売市場※は前年比109.7%の3兆3,911億円。大型小売店やホームセンターなど低価格帯商品が好調なことに加え、景気回復の期待感から家具専門店を中心とした高価格品の売り上げが伸びたことが要因だと分析している。14年の市場規模は、ほぼ横ばいの3兆4,072億円を見込んでいる。

分野別に見ると、「ベッドリネン・寝具」(前年比127.7%)、「キッチン・テーブルウェア」(同111.3%)の伸びが著しい。ベッドリネン・寝具に関して言えば、近年の健康志向の高まりにより、寝具にも品質や機能性を求める人が増えたことで市場が活性化したと考えられる。

今後については懸念材料もある。家具や照明などは住宅の建て替えや引っ越しなどのタイミングで購入されるケースが多いが、少子高齢化の影響や、それに伴う新設住宅着工数の減少により市場の縮小が予想される。

一方で、大型小売店やホームセンターにおける低価格帯商品の取り扱いが増えたことで、家具やインテリア用品を購入する頻度や層が広がり、市場の裾野が広がった感がある。インテリアへの興味関心が高まることで、ファブリック類やキッチン・テーブルウェアなど手軽にインテリアコーディネートを楽しめるカテゴリーの市場活性化が見込めそうだ。

今回は、勢いを増す大型小売店やホームセンターを迎え撃つ立場の3社を取材した。

※ホームファッションは、ベッドリネン・寝具、タオル製品、ナイトウェア・ホームウェア、ホームファニチュア、ホームライティング、インテリアファブリックス、キッチン・テーブルウェアの7分野品目。

トレンドや関心事を反映し“らしさ”を演出した売り場 
ロフト

全国に100店舗(2015年9月末時点)を展開するロフト。インテリア売り場には、トレンドや機能性などを重視してセレクトされた、多種多様なテイストの家具やインテリア用品が並ぶ。メインターゲットは、30代女性と30代カップル。今回取材した渋谷ロフトに限って言えば、男性客の割合が他店舗よりも1割ほど高く、30代男性もサブターゲットだ。「渋谷ロフトでは来店客の約4割が男性です。一般的に女性向けのインテリアショップが多いなか、男性でも気軽に入れる店として来店される方が多いのかもしれません」と商品担当の秋野真弓氏は話す。

取材した9月中旬、売り場中央には、男性客向けのビンテージ調の家具やインテリア用品のコーディネートが展示されていた。「ビンテージ調はここ1年ほどの流行りですが、なかでも古材と異素材を組み合わせた商品が人気です」(秋野氏)。

また、インバウンド客を意識した「和」のコーナーでは …

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