客層拡大や街の変化に対応する取り組みの1つとしてローソンはアンテナショップ・書店・薬局・介護施設など、多種多様な機能を備えたローソンを開店している。ここでは、そんな新たな顧客接点を生み出している新型ローソンを紹介する。
アンテナショップ化で出身者を呼び込む
埼玉県出身者にはなじみ深い、埼玉を代表する銘菓「十万石まんじゅう」や「五家宝」などを置くのは、ナチュラルローソン東京日本橋一丁目店。通常のコンビニ商品のほかに、埼玉のアンテナショップとしての顔を持ち、埼玉県産品をPRしながら県内の観光情報も発信している。
また、ナチュラルローソン新宿駅西店は埼玉県アンテナショップとして、ローソン新宿イーストサイドスクエア店では旭川市アンテナショップとしての機能を持っている。
例えば、新宿イーストサイドスクエア店の取り組みは、旭川市産品の販売・観光PR施設を探していた旭川市と、地産外消を推進するローソンの想いが一致して実現した。
全国に9店舗あるいずれのローソン内アンテナショップにも、地元出身者が懐かしがって訪れるなど、通常のローソンとは異なる客層を形成している。
調剤薬局や医薬品の充実で女性やシニア客を獲得
ローソンとクオールの調剤薬局併設店舗の歴史は2010年から始まっている。現在では …
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