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アメリカ現地レポート 顧客・市場へのアプローチ戦略

電子クーポン導入が加速 米国スーパーマーケット

藤原栄子

常に最先端のプロモーションが行われ、世界から注目されているアメリカ。そこでいまヒットしている・話題になっている商品や店舗は、どんなプロモーション戦略の基で行われ、どんな工夫がなされているのか。消費者に受け入れられている理由を、現地から毎月レポートする。

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米ディスカウント大手ターゲットのクーポンアプリ 
ターゲットの「カートホイール」アプリは、スキャン・プロダクト機能を搭載している。商品を撮影するとクーポン対象であるかどうかが分かる仕組みで、対象であれば、アプリからクーポンを追加し使用することができる。ターゲットにとってこの機能は、顧客がどのような商品に興味を持ったのかもデータとして蓄積でき、顧客の購買意向を分析してパーソナライズデータとして活用できる。

食品産業における世界最大級の展示会「FMI Connect」(主催=米食品マーケティング協会)が今年も米イリノイ州シカゴで開催された。400社以上のリテーラーが参加し、700社以上の食品関連企業が展示ブースを構えた。そして今年は、展示会初のホストカントリーにイタリアが名乗りをあげ、50を超える食品企業が参加するイタリアパビリオンを展開、新スタイルのスーパーマーケットとして話題となっているEATALYシカゴ店を貸し切った参加者限定のレセプションも開催された。

今月号では、同展示会で提供された、食品業界のトレンドやマーケティングの最新動向をテーマにするセミナーの中から注目したいトピックスを抜粋し紹介する。

デジタルクーポン導入が加速 米国スーパーマーケット

先月の終わり、顧客満足度ナンバー1の米国スーパーマーケットであるウェグマンズがデジタルクーポンの導入を検討していることを発表した。デジタルクーポンといえば …

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